イベント

社会人対象「2013秋期・IISECイブニング体験授業double up」

情報セキュリティ大学院大学では、本学大学院での教育研究内容に興味をお持ちいただいている方、 本学への入学を検討されている方を対象として、週替わりリレー形式で専任教員陣による体験授業を行います。

各回2名の教員が担当し、30分の体験授業の後、15分の質疑応答・ディスカッションの時間を設けております。

ぜひお気軽にご参加ください。

なお、本プログラムは、現職の社会人の方に向けて、夜間の時間帯で開催いたします。

実施概要
主催 情報セキュリティ大学院大学
実施日 2013/10/4、10/11、10/18、10/25
18:20〜19:50 (30分授業+15分質疑応答・ディスカッション) ×2教員  全4週
会場 情報セキュリティ大学院大学
(横浜市神奈川区鶴屋町2-14-1 横浜駅きた西口より徒歩1分)
募集人数 各週30名 ※応募者多数の場合は先着順に締め切ることがあります
聴講料 各週無料
講義スケジュール
   日時 講義 講師
第1週 10月4日(金)
18:20-19:50
(開場 17:50)
CTF超入門 佐藤 直
Ethical Hackingの概要と基礎 橋本 正樹
第2週 10月11日(金)
18:20-19:50
(開場 17:50)
属性ベース暗号とTwitter基盤を用いた情報共有方式について 有田 正剛
プライバシ保護に関する技術的取り組み 土井 洋
第3週 10月18日(金)
18:20-19:50
(開場 17:50)
これからの情報セキュリティマネジメントとセキュリティ監査
 -27000の改訂に合わせてどう変えていけば良いのか-
原田 要之助
パーソナル・データの利活用とプライバシー 湯淺 墾道
第4週 10月25日(金)
18:20-19:50
(開場 17:50)
ビッグデータ処理システムのセキュリティ強化に向けて 後藤 厚宏
モバイル時代とHTML5セキュリティ 大久保 隆夫

※講師の都合により講義テーマが多少変更される場合がありますので予めご了承ください。

担当講師と講義概要
  講師 講義概要
第1週
10/4(金)

佐藤 直

テーマ「CTF超入門」
CTFとはCapture The Flagの略で情報セキュリティ技術者の競技会です。 CTFは20年以上前から各国で開催されていますが、よい成績を獲得すると社会的にも高い評価を受けること、 また、昨今のサイバー攻撃に対するノウハウを身に付ける機会にもなることから、 ここ一二年、日本でもちょっとしたブームになっています。本講座では、CTFとはどのように行われるのか、 参加するにはどんな準備が必要か、など、基礎的なことを紹介します。 また、実際に出題された問題にも取り組んでいただき、雰囲気を味わっていただきます。

橋本 正樹

テーマ「Ethical Hackingの概要と基礎」
この講義では、特に倫理や適法性との関連に注意しながら、Ethical Hackingについて概観します。 具体的には、Ethical Hackingに関係する言語の整理からはじまり、一般的なハッキング技術/ハッカーの分類、 代表的なハッキングの手順、Ethical Hackerに必要とされるスキル等について説明します。 また、ハッキング技術の法的な位置付けについて、18 USC § 1029と18 USC § 1030を具体例としながら紹介します。 本講義は、学際的な分野である情報セキュリティを俯瞰するために、 特に技術的な一側面から受講者の方々に概説することを目的としています。
第2週
10/11(金)

有田 正剛

テーマ「属性ベース暗号とTwitter基盤を用いた情報共有方式について」
高機能暗号を用いることにより、フラットで柔軟な情報共有が可能となることをみます。 組織内で交わされるあらゆる情報を一枚の板に集約し、アイテムごとにきめ細かなアクセス制御を施すことにより、 組織内の情報の流れを安全に`可視化'し、業務を効率化し、情報漏洩の起こりにくい情報環境を目指します。 そのためには、システムの複雑さを抑制したままきめ細かなアクセス制御を実現し、 また、アクセス制御に関わるクレデンシャル情報(利用者属性)を安全かつ柔軟に共有する必要があります。 属性ベース暗号とTwitter基盤を活用することによりそれが可能であることを見ます。

土井 洋

テーマ「プライバシ保護に関する技術的取り組み」
プライバシ保護を考慮した守秘技術や認証技術についての研究が盛んにおこなわれています。 例えば情報を暗号化して外部サーバに格納した上での利活用については、 利便性を高める研究が活発に行われています。また、公開可能な形にデータの匿名化を行う研究においても、 実用面での研究が活発に行われています。本体験授業では、 本研究室で力を入れているプライバシ保護に関するいくつかの技術的な取り組みについて、 主に利便性と安全性を中心に概説します。
第3週
10/18(金)

原田 要之助

テーマ「これからの情報セキュリティマネジメントとセキュリティ監査
 -27000の改訂に合わせてどう変えていけば良いのか-」

本年、ISO/IEC27000シリーズが大幅改定になりました。これには、組織のIT化が進み、 守る範囲や直面するリスクが変わったため、管理策の見直しが必要となったためです。 また、ISO9000などのマネジメントシステムが互換になります。講義では、新しい基準に対応すべく、 組織が実施すべき情報セキュリティマネジメントや監査の方向性について概説します。 また、原田ゼミで実施している各種の調査や研究についても紹介する予定です。

湯淺 墾道

テーマ「パーソナル・データの利活用とプライバシー」
鉄道系ICカードのデータを個人情報を消去して提供しようとしたところ世論から批判を受けた事件など、 最近、パーソナル・データの利活用をめぐる動きがにわかに活発になってきました。 この体験授業ではそれらの動向を紹介しつつ、個人情報とプライバシーとの違い、 各種のセンサやICカードによって収集されたデータの利活用はどこまで許されるのか、 そもそもなぜプライバシーを保護することが必要なのかといった点について、 通常の講義内容や研究室の院生の研究内容も紹介しながら、考えていきます。
第4週
10/25(金)

後藤 厚宏

テーマ「ビッグデータ処理システムのセキュリティ強化に向けて」
ビッグデータを効果的・効率的に活用するためには、アプリケーション毎のデータ解析技術に加えて、 セキュアなプラットフォーム技術、データの安全性や一貫性を保証する暗号技術、 更にプライバシーに関わる法律や制度まで、幅広い知識と実践力が必要です。 本講座では、ビッグデータの処理システムのセキュリティ強化を中心に、関連する技術課題を紹介するとともに、 それらに対応する本学の講義と実習を紹介します。また、修士論文や博士論文の研究テーマ案についても議論します。

大久保 隆夫

テーマ「モバイル時代とHTML5セキュリティ」
端末環境がPCからスマートフォンなどのモバイル端末に移行するに従い、アプリケーションに対する脅威や攻撃、 対策も大きく変化しつつあります。スマートフォンのOSの主流であるAndroidの性質が、 モバイル向けマルウェア等による被害の一因となっています。また、モバイル環境の増加に従って、 新しいHTML規格であるHTML5も整備され、利用が急増していますが、 その脆弱性や攻撃についてはあまり知られていません。 本講義ではモバイル環境において考慮すべきセキュリティと、HTML5における最新の脆弱性、 セキュリティ技術について解説します。

 

申込み方法

【社会人対象「2013秋期・IISECイブニング体験授業double up」 聴講申込み】フォーム より必要事項を入力の上、お申込みください。
また、電子メール、FAXでのお申込みの場合は「お名前・聴講希望日(複数日申込可)・ご所属・連絡先電話番号・連絡先E-mailアドレス」を明記の上、 下記へお申し込みください。

※上記個人情報は、連絡先の把握および今後の講座運営上の統計資料作成以外には使用しません。

問い合せ先
  • 情報セキュリティ大学院大学 事務局
  • TEL : 045-311-7784
  • FAX : 045-311-6871
  • E-mail : iisec AT iwasaki DOT ac DOT jp
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