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夏休み暗号理論入門講座「暗号理論モダントピックス」

 本講座では、最新の暗号技術動向から2つのトピックを選択し、初学者にもなるべくわかりやすく解説します。
 (前提:高校数学全般に対する理解とモジュロ演算や行列など大学教養レベルの代数学の初歩、あるいはそれらの知識不足を補うイマジネーション。)

実施概要
日時
  • 2016年8月5日(金) 13:00−16:40
対象者 高校生・高専生・専門学校生・大学生・大学院生  
受講料 無料  
定員 20名(先着順)  
会場 情報セキュリティ大学院大学
 (横浜市神奈川区鶴屋町2-14-1 横浜駅きた西口より徒歩1分)  
講義概要

■13:00−14:30
講  師:有田 正剛(本学教授)
タイトル:「量子計算と公開鍵暗号」
概  要: 昨今、グーグルの取り組みなどで話題の量子コンピュータですが、 量子コンピュータが本格的に実用化されると、現在の標準公開鍵暗号であるRSA暗号は解かれてしまいます。 アメリカ国立標準技術研究所(NIST)は、いよいよ耐量子暗号(量子コンピュータが実用化されても安全な 暗号)の標準化に乗り出しました。この講義ではなぜRSA暗号が量子コンピュータによって解かれてしまうのか、 また耐量子暗号として期待されているLWE暗号とはどのような暗号か紹介します。

■14:40−16:10
講  師:土井洋(本学教授)
タイトル:「秘密分散法と補間法」
概  要: 秘密分散法は秘密を分散管理するための方法として 1979年に提案されました。 秘密を分散する段階では、秘密から複数のシェアを生成します。 そして、定められた条件を満たすシェアを集めたら、 秘密を復元できます。秘密分散法の代表例である(k,n)閾値法では、 復元の際に Lagrange 補間がよく使われます。 この講義では、いくつかの秘密分散法とその復元に用いられる補間法を紹介します。

16:20−16:40  暗号カフェ
コーヒーでも飲みながら暗号や関連する話題について気楽にお話ししましょう。

申込み方法

【夏休み暗号理論入門講座「暗号理論トピックス」申込み】フォームより必要事項を入力の上、お申込みください。

また、FAX・お電話でのお申込みの場合は「氏名・連絡先電話番号・E-mailアドレス・学校名・学年」をお伝えください。

※申込み締め切り : 8月3日(水) 17時まで

問い合わせ先
  • 情報セキュリティ大学院大学 事務局
  • TEL : 045-311-7784
  • FAX : 045-311-6871
  • E-mail : iisec AT iwasaki DOT ac DOT jp
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