画像選択型の認証方式で、
エンドユーザーがもっと使いやすい
セキュリティシステムをつくりたい。
高等専門学校の専攻科を卒業後、さらに研究を進めたいと考えて入学。暗号が住基ネットをはじめ現代社会の重要なシステムを支えていることから、テクノロジー、法律、マネジメントまで幅広く学べたのは、セキュリティを軸にさまざまな分野を統合するこの大学院ならではの魅力です。
以前にISP関連でアルバイトをしたときに、一部のエンドユーザーはウイルスに対して無防備であるなど、セキュリティ意識がまだ浸透していないことを実感。そこで私は画像選択型の認証方式の研究を通じて、「多くの人が利用しやすいセキュリティ」を考えたいと思っています。数字の羅列より、画像のほうが親しみやすく、覚えやすいなどの利点はありますが、実現には問題点もあります。在校生の多くは、実際に認証システムを使ったり、そうしたシステムの構築に関わる実務家。「システムへの負荷は大丈夫か」「秘密にしておく画像をどこに保存するのか」といった、非常に役立つ意見をもらえるのがいいですね。
在校生同士の交流では、仕事についての貴重なアドバイスももらえます。修了後はプログラマやSEなどをめざしているので、そうした職種の人から話を聞くとイメージもふくらみますね。