在学生インタビュー

在学生インタビュー
濱田 良隆 さん

なぜ人は決められたルールを破るのか?
職場や人間関係の影響から考えていきたい。

技術だけでは防げない、セキュリティ事故

この1年で実感したのは、「技術のみではセキュリティ事故を止めたり、無くしたりするのは困難」ということ。人為的ミスなどが要因となった事故も多く、人への対策が重要なのです。とはいえ「会社の資料やデータを自宅に持ち帰るな」と決めても、「今日だけは特別」「仕事が終わらないから仕方ない」と、個々人の判断でルールが破られては意味を成しません。このような「ルールから人が逸脱」する要因を探求することが、私の研究テーマ。守るべきルールをなぜ越えるのか。職場の雰囲気、人間関系といったファクターとその影響力などを、研究活動を通して明らかにしたいと考えています。

多様な分野の人と討論して、自分も成長した

この大学院の魅力の一つは、法律を学んだ人、ISMSやセキュリティ技術に関連する業務に従事する人など、様々な背景を持つ社会人が集まっていること。教員も実社会で活躍している方々ばかりです。それぞれの知識や経験を活かしたディスカッションなどを通じて、私の視野も広がり、発想も柔軟に。仕事においても、当たり前や思い込みを疑うことから始め、以前と比べユニークな発言・提案ができるようになりました。

首都圏縦断の移動時間中に、レポートのアイデアも

働きながらこの大学院に通えるのは、会社と家庭の温かな協力のおかげ。また、自宅のある千葉、職場のある品川、大学院のある横浜と、2時間近くの移動時間に参考図書を読み、レポートのアイデアをまとめるなど、時間を有効活用しています。

濱田 良隆 さんエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社勤務
2008年4月入学
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