在学生インタビュー

在学生インタビュー
伊藤 義治 さん

今後の電力制御に求められる
セキュリティを考えていく。

セキュリティに対する見方が変わった

社内の通信ネットワークに関する仕事に携わっているため、セキュリティというと技術面に目がいきがちでした。しかし、この大学院での講義などを通じて法律や心理学など「人が関わるところ」もセキュリティに関しては重要であると気づき、技術面の対策と同時に、人に関わる部分の強化も課題であると感じるようになりました。

賢く電気を使うためのセキュリティ

現在の研究テーマは、今後の電力制御に関するセキュリティ。もちろん現在も電力系統の制御に関しては、物理的にも、通信ネットワーク上でも必要なセキュリティ対策を行っています。しかし今後さらに制御範囲が拡大すると、そのセキュリティ管理が大きな課題になることが想定され、効率的なコントロールに必要な各ユーザーの電気使用状況モニタリングを将来的に行うことになれば、情報の取り扱いもセンシティブなものになるでしょう。状況が未知数なだけに、この大学院やISSスクエアのワークショップでの交流を生かして、各企業のセキュリティ対策などを参考に要件を検討していきたいと思います。

第三者視点で、自分の業務も見直しも

情報セキュリティの専門知識が身につくと同時に、様々な企業から集まった学生、企業経験も豊富な先生と接することで、多様な視点に気づかされます。自社では常識的に行っていたことについても、第三者的な視点から問題を見つめ直すきっかけになりましたね。改めて学んだ知識もあり、仕事でプログラムの要件を決めるときなど、非常に役立ちました。

伊藤 義治 さん東京電力株式会社勤務
2009年4月入学
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