さまざまなポジションや社会的ニーズに対応。
個人のバックグラウンドを尊重したきめ細かい研究指導を行うとともに、情報科学、
セキュリティ技術、管理運営、法制度・情報倫理の各分野の知識・スキルに関する科目を幅広く開設。
情報セキュリティに関する技術や知識は、独立した分野ではなくIT関連の総合科学の上に成立しています。 すなわち、基礎科学分野の論理数学や電磁気学などから始まって、 コンピュータ、オペレーティングシステム、ソフトウェア、ネットワーク、通信プロトコル、アクセス制御、 運用技術、管理手法、組織論、法律、更には倫理まで、関係する分野は多岐にわたります。これを踏まえて、 情報セキュリティ研究科では、情報セキュリティに関する教育研究領域を、 「技術」「管理運営」「法制度」「情報倫理」の4つの観点から捉えカリキュラムを編成しています。 より具体的には、暗号、インターネット、情報システム、ソフトウェアなどのセキュリティ関連技術、情報科学、 リスク評価、マネジメント理論、組織のガバナンスのあり方、情報モラル、社会制度・法制度等にかかる科目群を 情報セキュリティという観点から分野横断的に配置しています。 また、新卒学生、社会人とも個人のバックグウランドとキャリアプランを尊重したきめ細かい研究指導を行います。
さらに、博士前期課程においては、情報セキュリティの全体像についての共通イメージの把握と幅広い視野を
醸成するため2つの必修科目を設けるとともに、各人の研究推進に必要な知識をクリアにするため、
「数理科学」、「システムデザイン」、「セキュリティ/リスクマネジメント」、「サイバーセキュリティとガバナンス」
の4つのコースを設定しています。また、必要に応じて学術論文の書き方や情報科学基礎に関する導入教育を
実施し、知識ベースの強化を図ります。
なお、博士後期課程在学生についても、研究テーマを踏まえ、本人の希望により前期課程の科目聴講を推奨しており、柔軟な体制で必要な知識の補強を支援しています。
科目名をクリックすると、2017年度シラバスがご覧いただけます。
科目区分 | 授業科目名 | 履修 区分 |
単位数 | 修了所要単位数 | ||
博士前期 課程2年制 |
博士前期 課程1年制 |
博士後期 課程 |
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専攻 | 情報セキュリティ輪講I | 必修 | 2 | 24 | 42 | - |
情報セキュリティ特別講義 | 必修 | 2 | ||||
暗号・認証と社会制度 | 選択 | 2 | ||||
暗号プロトコル | 選択 | 2 | ||||
アルゴリズム基礎 | 選択 | 2 | ||||
数論基礎 | 選択 | 2 | ||||
暗号理論 | 選択 | 2 | ||||
計算代数 | 選択 | 2 | ||||
個人識別とプライバシー保護 | 選択 | 2 | ||||
インターネットテクノロジ | 選択 | 2 | ||||
不正アクセス技法 | 選択 | 2 | ||||
ネットワークシステム設計・運用管理 | 選択 | 2 | ||||
セキュアシステム構成論 | 選択 | 2 | ||||
情報デバイス技術 | 選択 | 2 | ||||
情報システム構成論 | 選択 | 2 | ||||
オペレーティングシステム | 選択 | 2 | ||||
セキュアプログラミングとセキュアOS | 選択 | 2 | ||||
プログラミング | 選択 | 2 | ||||
ソフトウェア構成論 | 選択 | 2 | ||||
セキュアシステム実習 | 選択 | 2 | ||||
情報セキュリティマネジメントシステム | 選択 | 2 | ||||
セキュリティシステム監査 | 選択 | 2 | ||||
セキュリティ管理と経営 | 選択 | 2 | ||||
リスクマネジメント | 選択 | 2 | ||||
組織行動と情報セキュリティ | 選択 | 2 | ||||
統計的方法論 | 選択 | 2 | ||||
セキュア法制と情報倫理 | 選択 | 2 | ||||
法学基礎 | 選択 | 2 | ||||
知的財産制度 | 選択 | 2 | ||||
国際標準とガイドライン | 選択 | 2 | ||||
セキュリティの法律実務 | 選択 | 2 | ||||
Presentations for Professionals | 選択 | 2 | ||||
統計的リスク管理 | 選択 | 2 | ||||
リスクの経済学 | 選択 | 2 | ||||
マスメディアとリスク管理 | 選択 | 2 | ||||
情報セキュリティ輪講U | 選択 | 2 | ||||
特設講義(セキュリティ監査) | 選択 | 2 | ||||
特設講義(情報セキュリティ運用リテラシーT・U) | 選択 | 2 | ||||
特設講義(ハッキングとマルウェア解析) | 選択 | 2 | ||||
特設講義(IoTセキュリティ特論) | 選択 | 2 | ||||
特設講義(サイバー・インテリジェンス) | 選択 | 2 | ||||
特設実習(セキュリティ実践T) | 選択 | 2 | ||||
特設実習(セキュリティ実践U) | 選択 | 2 | ||||
特設実習(Windowsセキュリティ) | 選択 | 2 | ||||
研究指導 | 研究指導 | 必修 | 6 | 6 | - | - |
プロジェクト研究指導 | 必修 | 4 | - | 4 | - | |
博士専門 | 情報セキュリティ特別研究 | 必修 | 6 | - | - | 8 |
情報セキュリティ博士演習 | 必修 | 2 | ||||
情報セキュリティ技術特論 | 選択 | 2 | ||||
情報セキュリティ管理特論 | 選択 | 2 |
●博士前期課程(2年制)
●博士前期課程(1年制)
●博士後期課程
大学院・情報セキュリティ研究科