特にオプションプログラムは選択せず、各コースの履修標準科目を中心に
履修して研究を進めるための知識の獲得や補強に努めるとともに、所属
研究室での研究指導やディスカッションを通じて研究遂行能力を高め、
在学中は修士論文作成に向けた研究に重点的に取り組みたい、という
方を想定しています。神奈川県内の20以上の大学が加盟する大学院学
術交流協定制度を利用して、研究テーマに関連する他大学院の開講科
目を履修することも可能です。
これまで提出された修士論文題目は
情報セキュリティ研究科ウェブサイトでご覧いただけます。
ISSスクエア(研究と実務融合による高度情報セキュリティ人材育成プロ
グラム)は、本学と中央大学、国立情報学研究所他、11の企業・研究機
関の産業連携による博士前期(修士)課程生のためのオプションプログ
ラムです。本学の充実した講義群に加え、サブゼミ的な位置づけの研究
分科会や分野横断型のワークショップでの活動、セミクローズドなセキュリ
ティ関連施設等の見学会、シンポジウムでの成果発表等を通じて高度な
問題発見能力と解決能力を身につけます。現役学生の方はセキュリティ
実務に関するインターンシップ実習のチャンスもあります。2年間の本プロ
グラム修了時には、修士学位に加え、ISSサーティフィケートが授与されま
す。現職の社会人学生の方も数多く本プログラムに参加し修了されてい
ますので、興味のある方はぜひチャレンジすることをおすすめします。
enPiT(分野・地域を越えた実践的情報教育協働ネットワーク)は、全国
15大学院の教員や企業の技術者を結集したプログラムで、そのセキュリ
ティ分野enPiT-Securityについて、本学を含む5つの連携大学が協力
して実践セキュリティ人材育成コースSecCapを開講しています。実社会
が取り組むインシデント分析やセキュリティ実装、脅威や攻撃への対処技
術に関する演習を含む幅広い実践的な夏季(8-9月)演習プログラムを中
心に、共通講義科目、まとめとしての先進講義科目群等が用意されてい
ます。本学では、このSecCapはISSスクエアのサブセットプログラムとして
提供され、1年次終了時点で、プログラム修了者にはSecCap認定証が
授与されます。ISSスクエア参加者の約9割が本プログラムも併修されて
いますので、興味のある方はぜひチャレンジすることをおすすめします。
大学院・情報セキュリティ研究科