イベント

夏休み暗号理論入門講座「高機能暗号入門」開催のお知らせ

昨今、クラウドストレージやクラウドコンピューティングを安全に利活用するために、基本的な暗号化や復号処理にとどまらず、さまざまな高いレベルの機能を併せ持つ暗号技術が発明され、その実用化を目指して活発な研究開発がされています。
本講座では、そのような高機能暗号のなかでも特に重要な、完全準同型暗号と 検索可能暗号について学びます。
(前提知識:モジュロ演算や行列など代数の初歩。数式は使います。)
※ 本講座は、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成23年〜平成25年)の支援を受けています。

実施概要
日時 2013年8月8日(木) 13:00−16:10
対象者 高校生・高専生・専門学校生・大学生・大学院生
受講料 無料
定員 20名(先着順)
会場 情報セキュリティ大学院大学
(横浜市神奈川区鶴屋町2-14-1 横浜駅きた西口より徒歩1分)
講義概要

■13:00−14:30
講  師:有田 正剛(本学教授)
タイトル:「完全準同型暗号入門」
概  要:完全準同型暗号とは、暗号化したままで平文を足したり、掛けたりすることのできる画期的な公開鍵暗号で、クラウドコンピューティングへの応用が期待されています。完全準同型暗号の構成は、長い間未解決問題でしたが、2009年にCraig Gentryによって格子暗号を用いて実現されました。この入門講義では、格子とは何か、格子からどのように暗号を構成するか、Gentryはどのようにして完全準同型性を達成したかについて勉強します。

■14:40−16:10
講  師:土井洋(本学教授)
タイトル:「検索可能暗号入門」
概  要:検索可能暗号は、暗号化された文書内に与えられたキーワードが含まれているかどうかを調べることを目的に設計された方式です。クラウドの利用など、外部に暗号化した状態で文書を預けて、後日キーワードを含む文書のみをダウンロードするといった利用が期待されています。この入門講義では、構成例を紹介するとともに、安全性の考え方について勉強します。


※受講者は筆記用具と学生証を持参してください。
申込み方法

【夏休み暗号理論入門講座「高機能暗号入門」申込み】フォームより必要事項を入力の上、お申込みください。

また、FAX・お電話でのお申込みの場合は「氏名・連絡先電話番号・E-mailアドレス・学校名・学年」をお伝えください。

問い合わせ先
  • 情報セキュリティ大学院大学 事務局
  • TEL : 045-311-7784
  • FAX : 045-311-6871
  • E-mail : iisec AT iwasaki DOT ac DOT jp
ページの先頭へ
Copyright © INSTITUTE of INFORMATION SECURITY. All rights Reserved.