第11回「情報セキュリティ文化賞」受賞者を決定いたしました 2015年2月10日
第11回「情報セキュリティ文化賞」受賞者決定。
慶応大 徳田英幸教授、立命館大 上原哲太郎教授ほか3名。
3月4日(水) SECURITY SHOW 2015にて表彰式と受賞記念講演。
情報セキュリティ大学院大学(学長:田中英彦 所在地:横浜市神奈川区鶴屋町)は、第11回「情報セキュリティ文化賞」の受賞者5名を決定いたしました。
情報セキュリティ文化賞は、わが国の情報セキュリティ分野の進展に大きく貢献した個人を表彰することを通じ、情報セキュリティの高度化に寄与することを目的として、本学が2005年2月に制定したものです。本事業を継続することによって、情報セキュリティ文化についての関心を喚起し、わが国の生活・経済・産業基盤を支える自治体や企業など様々な組織の中で中核となりうる有為な情報セキュリティ人材の育成に繋げていくことを企図しております。
来る3月4日(水)、東京ビッグサイトで開催されるSECURITY SHOW 2015(主催:日本経済新聞社)のプログラムの一環として、表彰式と受賞者の方々らによる記念講演が午後2時30分より行われ、受賞者には表彰状と記念のトロフィーが授与されます。
概要は以下のとおりです。
- 1. 名称
- 第11回情報セキュリティ文化賞
- 2. 運営
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主催 情報セキュリティ大学院大学
協力 日本経済新聞社
後援 総務省、文部科学省、経済産業省
- 3. 表彰対象
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(1) 自治体、企業、団体等で、CISO(Chief Information Security Officer)等として情報セキュリティに関し経営的な視点から先導的役割を果たされた個人、または
(2) 情報セキュリティに関わる学術・法制度の研究、啓発・普及、あるいは人材育成などの面で社会的意義の高い貢献をされた学識経験者等
- 4. 審査委員(五十音順、敬称略)
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池永 敏康 総務省 大臣官房審議官(情報流通行政局担当)
大木 栄二郎 工学院大学 情報学部 教授
大谷 和子 株式会社日本総合研究所 法務部長
大橋 秀行 経済産業省 大臣官房審議官(IT戦略担当)
坂内 正夫 独立行政法人情報通信研究機構 理事長
関口 和一 日本経済新聞社 論説委員 兼 編集委員
田中 英彦 情報セキュリティ大学院大学 学長
谷脇 康彦 内閣サイバーセキュリティセンター 副センター長・内閣審議官
原田 淳志 総務省 大臣官房地域力創造審議官
藤江 一正 独立行政法人情報処理推進機構 理事長
米澤 明憲 独立行政法人理化学研究所計算科学研究機構 副機構長
- 5. 選考方法
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自薦・他薦による公募および審査委員からの推薦に基づいて、審査委員会において審議・決定した(1月27日)。
- 6. 第11回受賞者 5名(五十音順)
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飯塚久夫(いいづかひさお)氏
[一般財団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議 会長]
表彰理由:一般財団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議会長として、電気通信事業者間で情報セキュリティに関する情報の共有や共同分析を行う枠組を構築するとともに、大規模なサイバー攻撃に対する事業者間共同対処を推進するなど、わが国の安心・安全な情報通信ネットワークの確立に貢献された他、官民連携による国民のマルウェア対策支援プロジェクト実施体制強化のために設立されたACTIVE推進フォーラム初代会長を務められる等、社会全体のセキュリティ対策に広く寄与されていること。
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上原哲太郎(うえはらてつたろう)氏
[立命館大学 情報理工学部 情報システム学科 教授]
表彰理由:大学等学界において広く情報セキュリティに関する研究、教育に従事され、人材育成に貢献される一方、1998年から現在まで「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」の運営に参画し、警察組織と民間企業、研究機関の橋渡しとなるコミュニティの形成に尽力されていることに加え、複数の情報セキュリティ関連NPO法人等を含む公的活動を通じ、国や自治体での情報セキュリティに関する知識の普及や情報セキュリティの実践的活動を推進され、わが国の情報セキュリティの発展に広く貢献されていること。
寺田真敏(てらだまさと)氏
[株式会社日立製作所 主管研究員]
表彰理由:株式会社日立製作所においてインターネット黎明期よりネットワークシステムの研究開発を推進し、1998年には他社に先駆けて企業内CSIRTであるHitachi Incident Response Team(HIRT)の立ち上げを推進し、同分野の国際的なフォーラムであるFIRSTに国内メーカとして最初の加盟を果たす一方、社外においても、公的な各種協議会や委員会での活動、学会等での研究活動、国際標準化活動、大学での教育、人材育成活動等、産学公に渡り幅広くわが国の情報セキュリティレベルの向上に貢献されていること。
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徳田英幸(とくだひでゆき)氏
[慶應義塾大学環境情報学部教授 兼 大学院政策・メディア研究科委員長
/内閣サイバーセキュリティセンター 情報セキュリティ補佐官]
表彰理由:慶應義塾大学において、長年にわたり計算機科学、オペレーティングシステム、クラウドコンピューティング等の研究を通じ、情報セキュリティをはじめとした情報通信技術の応用に関する技術開発及び人材育成に研究者・教育者として尽力されていることに加え、中央省庁における情報通信・情報セキュリティ関連委員会の委員等を歴任し、専門的・技術的な立場から、有識者構成員として多方面にわたる政策提言に寄与され、広くわが国の情報セキュリティの発展に多大な貢献をされていること。
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永宮直史(ながみやただし)氏
[特定非営利活動法人日本セキュリティ監査協会 事務局長]
表彰理由:特定非営利活動法人日本セキュリティ監査協会(JASA)等での活動を通じ、セキュリティ監査という新しい分野の開拓と普及、監査人資格制度等の人材育成とこれらの質の向上に尽力され、2013年には、クラウド事業者及び会計等監査事業者25社とともに、JASA内に「JASA-クラウドセキュリティ推進協議会」を設立し、パイロット監査の実施等を通じてクラウドセキュリティ監査の一層の推進を牽引される等、特にセキュリティ監査、クラウドセキュリティの分野においてその発展に多大な貢献をされていること。
- 7. 表彰式および講演会日時・会場
- 【日時】2015年3月4日(水) 14:30〜16:30
・主催者挨拶 田中英彦(情報セキュリティ大学院大学長)
・表彰式
・受賞記念講演会(パネル討論)コーディネーター:日本経済新聞社 関口和一氏
<パネル討論テーマ>
「サイバーセキュリティ基本法時代の安全対策」
- 【会場】東京ビッグサイト東3ホールSECURITY SHOW会場内「セキュリティソリューション ステージ」
(東京都江東区有明3-10-1)
※SECURITY SHOW 2015(主催:日本経済新聞社)プログラム内で開催
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