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第12回「情報セキュリティ文化賞」受賞者を決定いたしました    2016年2月15日

第12回「情報セキュリティ文化賞」受賞者決定。
サイバーディフェンス 名和利男氏、
内閣官房IT総合戦略室 満塩尚史政府CIO補佐官ほか3名。
3月8日(火) SECURITY SHOW 2016にて表彰式と受賞記念講演。


情報セキュリティ大学院大学(学長:田中英彦 所在地:横浜市神奈川区鶴屋町)は、第12回「情報セキュリティ文化賞」の受賞者5名を決定いたしました。

情報セキュリティ文化賞は、わが国の情報セキュリティ分野の進展に大きく貢献した個人を表彰することを通じ、情報セキュリティの高度化に寄与することを目的として、本学が2005年2月に制定したものです。本事業を継続することによって、情報セキュリティ文化についての関心を喚起し、わが国の生活・経済・産業基盤を支える自治体や企業など様々な組織の中で中核となりうる有為な情報セキュリティ人材の育成に繋げていくことを企図しております。

来る3月8日(火)、東京ビッグサイトで開催されるSECURITY SHOW 2016(主催:日本経済新聞社)のプログラムの一環として、表彰式と受賞者の方々らによる記念講演が午後3時10分より行われ、受賞者には表彰状と記念のトロフィーが授与されます。

概要は以下のとおりです。

第12回情報セキュリティ文化賞実施要領

1. 名称
第12回情報セキュリティ文化賞
2. 運営
主催 情報セキュリティ大学院大学
協力 日本経済新聞社
後援 総務省、文部科学省、経済産業省
3. 表彰対象
(1) 自治体、企業、団体等で、CISO(Chief Information Security Officer)等として情報セキュリティに関し経営的な視点から先導的役割を果たされた個人、または
(2) 情報セキュリティに関わる学術・法制度の研究、啓発・普及、あるいは人材育成などの面で社会的意義の高い貢献をされた学識経験者等
4. 審査委員(五十音順、敬称略)
池永 敏康  総務省 情報流通行政局官房審議官
大木 榮二郎 工学院大学 常務理事
大谷 和子  株式会社日本総合研究所 法務部長
坂内 正夫  国立研究開発法人情報通信研究機構 理事長
佐々木 良一 東京電機大学 未来科学部 教授
関口 和一  日本経済新聞社 編集委員
田中 英彦  情報セキュリティ大学院大学 学長
谷脇 康彦  内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンター 副センター長・内閣審議官
富田 達夫  独立行政法人情報処理推進機構 理事長
原田 淳志  総務省 大臣官房地域力創造審議官
前田 泰宏  経済産業省 商務情報政策局 審議官
美濃 導彦  文部科学省 科学官(京都大学 学術情報メディアセンター 教授)
5. 選考方法
自薦・他薦による公募および審査委員からの推薦に基づいて、審査委員会において審議・決定した(2月3日)。
6. 第12回受賞者 5名(五十音順)
越前功(えちぜんいさお)氏
[国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授]
表彰理由:撮像にノイズを混入させるという独創的な着眼点により画像の盗撮を無効化する新しい盗撮防止技術を確立し著作権侵害や情報漏えいの防止に寄与するとともに、これを人間に応用し、カメラの写りこみによるプライバシー侵害を防止する技術を世界で初めて確立してサイバーとフィジカルの境界におけるプライバシー保護を実現するなど、情報セキュリティの確保およびプライバシー保護に関する顕著な研究業績により実社会のセキュリティ向上に多大な貢献をされたこと。
大高利夫(おおたかとしお)氏
[藤沢市 総務部参事兼IT推進課長]
表彰理由:藤沢市における情報化及び情報セキュリティの推進に長年にわたって尽力され、災害やIT障害発生時に有効となるIT部門の業務継続計画の分野では、2011年にICT継続管理規格BS25777を、2012年にはISO27031の認証をそれぞれ国内で初めて取得するなど、他の地方公共団体の模範となる優良な取り組みを推進してこられたことに加え、内閣官房「NISC重要インフラ専門調査会」等、多くの委員を歴任されるなど、有識者としてわが国全体の情報セキュリティ政策の推進に多大な貢献をされたこと。

名和利男(なわとしお)氏
[株式会社サイバーディフェンス研究所 専務理事/上級分析官]
表彰理由:わが国におけるサイバーセキュリティのトップガン技術者の一人として、専門分野であるインシデントハンドリングの経験と実績を活かし、CSIRT構築及びサイバー状況分析の国内第一人者として支援サービスを提供している他、メディアを積極的に活用してサイバーセキュリティの実態についての一般への理解の促進にも努め、最高度の日本の情報セキュリティ対策を指導するのみならず、自身の活動を通じてセキュリティエンジニアの社会的地位向上に大きく寄与するなど、広範な貢献をされていること。
満塩尚史(みつしおひさふみ)氏
[内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 政府CIO補佐官]
表彰理由:環境省CIO補佐官、経済産業省CIO補佐官・最高情報セキュリティアドバイザーを歴任されたのち、2013年に内閣官房IT総合戦略室政府CIO補佐官に就任され、各府省の情報セキュリティ対策の向上に貢献されている他、電子政府ガイドライン作成への参画等を通じて電子政府構築に寄与されていることに加え、政府のシステムやセキュリティ対策の現状を知る立場からCRYPTRECの活動にも参画され、わが国全体のサイバーセキュリティ政策・対策の推進・強化に多大な貢献をされていること。
渡辺研司(わたなべけんじ)氏
[名古屋工業大学大学院 工学研究科 社会工学専攻 教授]
表彰理由:国内外の企業、行政機関等との協働により、長年にわたり実践的なリスクマネジメントの研究を推進されていることに加え、ISO/TC223 WG1国際議長等セキュリティに関する国際標準、セキュリティガバナンス分野の有識者として多方面にわたる政策提言に寄与されている他、サイバーセキュリティ戦略本部重要インフラ専門調査会会長等を務められるなど、専門的・技術的な立場からわが国全体の重要インフラ防護に資するサイバーセキュリティ政策に多大な貢献をされていること。
7. 表彰式および講演会日時・会場
【日時】2016年3月8日(火) 15:10〜16:50
   ・主催者挨拶 田中英彦(情報セキュリティ大学院大学長)
   ・表彰式
   ・受賞記念講演会(パネル討論)コーディネーター:工学院大学 大木榮二郎氏
   <パネル討論テーマ>
   「社会インフラとしてのITとセキュリティ〜東京オリンピックに向けて〜(仮)」
【会場】東京ビッグサイト東3ホールSECURITY SHOW会場内「セキュリティソリューション ステージ」
   (東京都江東区有明3-10-1)
   ※SECURITY SHOW 2016(主催:日本経済新聞社)プログラム内で開催

■本リリースに関するお問合せ先

  • 情報セキュリティ大学院大学事務局(担当:三浦)
  • TEL : 045-311-7784 (代表)
  • FAX : 045-311-6871
  • E-mail : pr AT iisec DOT ac DOT jp
  • URL : http://www.iisec.ac.jp/
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