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第2回「情報セキュリティ文化賞」受賞者決定

第2回「情報セキュリティ文化賞」受賞者決定
NTTデータ代表取締役社長浜口友一氏、兵庫県知事井戸敏三氏ほか4名
3月10日(金) 日経セキュリティ会議にて表彰式と受賞講演

情報セキュリティ大学院大学(学長:辻井 重男 所在地:横浜市神奈川区鶴屋町)は、第2回「情報セキュリティ文化賞」の受賞者6名を決定いたしました。

情報セキュリティ文化賞は、わが国の情報セキュリティ分野の進展に大きく貢献した個人を表彰することを通じて、自治体、企業などの組織における情報セキュリティの高度化に寄与することを目的として、本学が2005年2月に制定したものです。本事業を継続することによって、情報セキュリティ文化についての関心を喚起し、わが国の生活・経済・産業基盤を支える自治体や企業など様々な組織の中で中核となりうる有為な情報セキュリティ人材の育成に繋げていくことを企図しております。

来る3月10日(金)、東京ビッグサイトで開催される第2回「日経セキュリティ会議」(主催:日本経済新聞社)のプログラムの一環として、表彰式と受賞者の方々らによる記念講演が午後1時より行われ、受賞者には表彰状と記念のトロフィーが授与されます。

概要は以下のとおりです。

「情報セキュリティ文化賞」実施概要

1. 名称
情報セキュリティ文化賞
2. 運営
主催 情報セキュリティ大学院大学
協力 日本経済新聞社
後援 総務省、文部科学省、経済産業省
3. 表彰対象
(1) 自治体、企業、団体等で、CISO(Chief Information Security Officer)等として情報セキュリティに関し経営的な視点から先導的役割を果たされた個人、または
(2) 情報セキュリティに関わる学術・法制度の研究、啓発・普及、あるいは人材育成などの面で社会的意義の高い貢献をされた学識経験者等。
4. 審査委員(五十音順)
岡崎 洋    NPO情報セキュリティフォーラム理事長(前神奈川県知事)
関口 和一   日本経済新聞社編集委員
辻井 重男   情報セキュリティ大学院大学学長
寺島 実郎   財団法人日本総合研究所理事長
土居 範久   中央大学教授
長尾 真    独立行政法人情報通信研究機構理事長
西川 泰蔵   経済産業省大臣官房審議官
久元 喜造   総務省大臣官房審議官
藤田 明博   文部科学省大臣官房審議官
藤原 武平太  独立行政法人情報処理推進機構理事長
松井 英生   総務省大臣官房審議官
宮崎 緑    千葉商科大学助教授
5. 選考方法
自薦・他薦による公募および審査委員からの推薦に基づいて、審査委員会において審議・決定した(1月12日)。
6. 第2回受賞者(6名)(五十音順)
井戸敏三(いどとしぞう)氏
兵庫県知事
表彰理由:一般住民向け啓発講座の開催など広く兵庫県全体のセキュリティレベルの向上を目指した施策を行う一方、CERT/CCの統括本部を有するカーネギーメロン大学日本校の誘致にあたっては、運営母体となる財団法人を設立し、キャンパス設置への協力や授業料全額無利子貸付の奨学金制度の整備等により専門人材養成に尽力されるなど、社会全体の情報セキュリティ意識の向上と教育環境整備に寄与されたこと。
伊藤友里恵(いとうゆりえ)氏
有限責任中間法人JPCERT/CC ディレクター
表彰理由:脆弱性関連情報の取扱業務において国内企業との調整業務と共に米国CERT/CCおよび英国NISCC等と国際連携を進めるJPCERT/CCの中核メンバーとしての活動のほか、内閣官房重要インフラ専門委員会委員、世界規模でコンピュータセキュリティのトラブルに対応するFIRSTの理事への就任など、わが国の情報セキュリティの進展方向に影響を与える重要な国内外の連携・調整業務におけるコーディネーター、オピニオンリーダーとして多大な貢献をされたこと。
岡村久道(おかむらひさみち)氏
弁護士法人英知法律事務所所長・弁護士
表彰理由:情報セキュリティに関する各種公的研究会等の主要メンバーとして研究推進および成果の公刊等に尽力される一方、2005年4月の個人情報保護法完全施行に先立ち出版された同法の学術書、普及書それぞれが大きな反響を呼ぶ等、精力的な活動によって情報セキュリティ関連法の認識向上と法の精神の定着に貢献され、無形財である情報への取り組みが法体系として立ち遅れていたわが国において、法的側面から情報セキュリティ文化の発展に寄与されたこと。
清原慶子(きよはらけいこ)氏
三鷹市長
表彰理由:三鷹市長就任直後から情報セキュリティ確立に向けた対応を進め、就任からわずか2年足らずでBS7799およびISMS認証基準の同時取得、ITを活用する先進的な都市を選出する「インテリジェント・コミュニティー」に日本の自治体で初めて三鷹市をトップ1に導く等、デモクラシーの向上とそのためのIT活用という一貫した理念のもと、市民の代表としての自治体の長という立場から、驚異的なスピードで情報セキュリティの進展に貢献されたこと。
浜口友一(はまぐちともかず)氏
株式会社NTTデータ代表取締役社長
表彰理由:国内初のBS7799認証取得、グループ企業及び関連取引先への同認証取得の奨励等、株式会社NTTデータのCISOの立場から、経営上の最重要課題として情報セキュリティ文化の企業文化への統合に尽力する一方、同社代表取締役社長就任以降も、世界情報通信サミットパネリスト、電子商取引に関する国際会議GBDeでの世界議長等、国内外での活動を通じ、業界No.1企業のトップとしてわが国の情報セキュリティの進展に多大な貢献をされたこと。
松井充(まついみつる)氏
三菱電機株式会社情報技術総合研究所情報セキュリティ技術部長
表彰理由:電子社会の基盤技術である暗号の安全性に対して、線形解析法と呼ぶ画期的な評価手法を考案し、これを用いて世界で始めて米国政府標準暗号「DES」の解読に成功すると共に、それらを踏まえて、三菱電機株式会社の暗号方式MISTY、その携帯電話版で世界標準となっているKASUMI、同社と日本電信電話株式会社の共同開発によるISO標準暗号Camelliaなどの設計において中心的役割を果たしたこと。
7. 表彰式および講演日時・会場
日時:2006年3月10日(金) 13:00〜15:00
   ※日経セキュリティ会議(主催:日本経済新聞社)プログラム内で開催。
会場:東京ビッグサイト会議棟1Fレセプションホール

* 本リリースは、2006年1月30日付で発表された内容について、後援名義使用許可の追加および受賞者職位の一部変更があったため、2006年2月15日付で更新したものです。


■本リリースに関するお問合せ先

  • 情報セキュリティ大学院大学事務局広報担当(担当:三浦)
  • TEL : 045-311-7784 (代表)
  • FAX : 045-311-6871
  • E-mail : pr AT iisec DOT ac DOT jp
  • URL : http://www.iisec.ac.jp/
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