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第7回「情報セキュリティ文化賞」受賞者を決定いたしました

第7回「情報セキュリティ文化賞」受賞者決定
東京証券取引所 鈴木義伯CIO、岩手県立大 村山優子教授ほか3名
3月9日(水) SECURITY SHOW 2011にて表彰式と受賞記念講演

情報セキュリティ大学院大学(学長:林紘一郎 所在地:横浜市神奈川区鶴屋町)は、第7回「情報セキュリティ文化賞」の受賞者5名を決定いたしました。

情報セキュリティ文化賞は、わが国の情報セキュリティ分野の進展に大きく貢献した個人を表彰することを通じ、情報セキュリティの高度化に寄与することを目的として、本学が2005年2月に制定したものです。本事業を継続することによって、情報セキュリティ文化についての関心を喚起し、わが国の生活・経済・産業基盤を支える自治体や企業など様々な組織の中で中核となりうる有為な情報セキュリティ人材の育成に繋げていくことを企図しております。

来る3月9日(水)、東京ビッグサイトで開催されるSECURITY SHOW 2011(主催:日本経済新聞社)のプログラムの一環として、表彰式と受賞者の方々らによる記念講演が午後2時30分より行われ、受賞者には表彰状と記念のトロフィーが授与されます。


概要は以下のとおりです。

第7回情報セキュリティ文化賞実施要領

1. 名称
第7回情報セキュリティ文化賞
2. 運営
主催 情報セキュリティ大学院大学
協力 日本経済新聞社
後援 総務省、文部科学省、経済産業省
3. 表彰対象
(1) 自治体、企業、団体等で、CISO(Chief Information Security Officer)等として情報セキュリティに関し経営的な視点から先導的役割を果たされた個人、または
(2) 情報セキュリティに関わる学術・法制度の研究、啓発・普及、あるいは人材育成などの面で社会的意義の高い貢献をされた学識経験者等
4. 審査委員(五十音順、敬称略)
大木栄二郎  工学院大学情報学部教授
大谷 和子  株式会社日本総合研究所法務部長
岡崎  洋  NPO情報セキュリティフォーラム理事長
門山 泰明  総務省地域力創造審議官
阪本 泰男  内閣官房情報セキュリティセンター副センター長・内閣審議官
関口 和一  日本経済新聞社編集局産業部編集委員 兼 論説委員
武井 俊幸  総務省大臣官房審議官(情報流通行政局担当)
富田 健介  経済産業省商務情報政策局審議官
戸渡 速志  文部科学省大臣官房審議官(研究振興局担当)
林 紘一郎  情報セキュリティ大学院大学学長
藤江 一正  独立行政法人情報処理推進機構理事長
宮原 秀夫  独立行政法人情報通信研究機構理事長
米澤 明憲  東京大学大学院情報理工学系研究科教授
5. 選考方法
自薦・他薦による公募および審査委員からの推薦に基づいて、審査委員会において審議・決定した(1月28日)。
6. 第7回受賞者(5名)(五十音順)
伊藤泰彦(いとうやすひこ)氏
[財団法人日本データ通信協会 テレコム・アイザック推進会議 会長]
表彰理由:国内の主要通信事業者を会員に持つ財団法人日本データ通信協会テレコム・アイザック推進会議(Telecom-ISAC JAPAN)の会長を2007年4月より約4年にわたって務められ、インターネット上のインシデント情報を分析・共有する仕組みを構築することで、情報通信業界におけるセキュリティ対策の充実を図り、わが国における高度情報通信ネットワーク社会の形成と情報セキュリティの発展に貢献されたこと。
鈴木義伯(すずきよしのり)氏
[株式会社東京証券取引所 専務取締役 最高情報責任者(CIO)]
表彰理由:2006年1月の東京証券取引所CIO就任以降、直ちにISMS認証取得、IT統制の整備等を進めるとともに、高速性と信頼性を両立させた新株式売買システムarrowheadの開発・稼動を発注責任者として牽引し、併せて同システムの高速性を最大限に生かせるコロケーション・サービスの提供による新たなビジネスモデルを創造するなど、わが国の経済活動の中枢インフラの信頼性の回復と情報セキュリティの向上に多大な貢献をされたこと。
福島弘文(ふくしまひろふみ)氏
[埼玉県 小鹿野町長]
表彰理由:全国でも数少ない情報セキュリティポリシーの条例化を実現することで根拠を明確にし、住民監視の下で職員の情報セキュリティ対策を義務化する仕組みを整え、優良取組事例として財団法人地方自治情報センターにより全国に紹介されるとともに、電子行政情報専門誌による全国市町村情報化進展度比較ランキングで町として最上位を占める等、小規模自治体の範となる情報セキュリティ推進に最高情報システム責任者の立場で多大な貢献をされたこと。
村上清治(むらかみせいじ)氏
[日本コンピュータセキュリティリサーチ株式会社 代表取締役]
表彰理由:コンピュータウィルス等に関して極めて高度な知識・解析能力等を有する日本コンピュータセキュリティリサーチ株式会社を代表取締役として牽引する一方、アジア地域のアンチウィルス研究者の協力関係をより発展させるための組織AVAR(Association of antiVirus Asia Researchers)を立ち上げ、同団体会長として、アジア圏におけるコンピュータセキュリティやアンチウィルス対策の普及および研究者間の情報共有・連携の発展に多大な貢献をされたこと。
村山優子(むらやまゆうこ)氏
[岩手県立大学 ソフトウェア情報学部 教授]
表彰理由:ネットワークセキュリティの研究に長年従事し、情報処理学会、電子情報通信学会、IEEE、ACM等を始とした国内外の学会等で国際的に幅広く活躍され、2010年に日本で行われた情報処理国際連合(IFIP)のInternational Conference on Trust ManagementではGeneral Chairを務められた他、政府の取組においても、研究開発・標準化戦略委員会専門委員等の歴任により寄与され、情報セキュリティ研究の進展と活性化に多大な貢献をされたこと。
7. 表彰式および講演会日時・会場
【日時】2011年3月9日(水) 14:30〜16:30
   ・主催者挨拶 林紘一郎(情報セキュリティ大学院大学長)
   ・表彰式
   ・受賞記念講演会(パネル討論) コーディネーター:日本経済新聞社 関口和一氏
   <パネル討論テーマ>
   「(仮)社会インフラとしての情報セキュリティとその文化」
【会場】東京ビッグサイト東3ホールSECURITY SHOW会場内「セキュリティ ステージ」
   (東京都江東区有明3-21-1)
   ※SECURITY SHOW 2011(主催:日本経済新聞社)プログラム内で開催

* 本リリースは、2011年2月9日付で発表された内容について、後援名義使用許可の追加があったため、2011年3月7日付で更新したものです。


■本リリースに関するお問合せ先

  • 情報セキュリティ大学院大学事務局広報担当(担当:三浦)
  • TEL : 045-311-7784 (代表)
  • FAX : 045-311-6871
  • E-mail : pr AT iisec DOT ac DOT jp
  • URL : http://www.iisec.ac.jp/
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